事例: シミュレーションを使った実験計画法

この数日間、実験計画法(Design of Experiments: DOE)について話をする機会が何度かありました。「どんな時に使うのか?」という応用の話から、「どのように使うのか?」という技術的な話まで様々でした。一般的な話が中心で、あまり実務的な内容については話すことができなかったので、この場を使ってで少し説明したいと思います。

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事例: DX(デジタル・トランスフォーメーション)

産業界のニュースなどをインターネットで読んでいると、DX(デジタル・トランスフォーメーション)やIoT(インターネット・オブ・シングス)の話題で溢れています。「今話題になっているから」とか「新技術に乗り遅れないために」などという理由だけでDXやIoTを始める人はいないと思いますが、一方でDXやIoTが”できること”を良く知っている現場の人も少ないようです。

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エッセイ: ISO-9001社内監査とリーンシックスシグマ

10月になり僕が所属する会社では新年度を迎えました。新年度になると、コスト削減やリードタイムの短縮など、新しい生産性向上のための目標が与えられます。その目標に向かってリーンシックスシグマ・チームは活動を開始します。しかしその目標を達するためのリーンシックスシグマ・プロジェクトを見つけることは容易ではありません。

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解説: 顧客の声から顧客の価値へ(10)

これまで「顧客の声から顧客の価値へ」と題して、VOC(ボイス・オブ・カスタマー)の基本的な内容について解説してきましたが、如何でしたか。この連載を書き始めてから改めて気付いたことは、VOCの範囲は膨大で、しかも時代やテクノロジーと共に常に変化しているため「書いていてきりがない!」ということです。そこで今回は取り敢えず、これまでに書き残したいくつかの点に触れて、この連載の最後にしたいと思います。

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解説: 顧客の声から顧客の価値へ(8)

これまで顧客ロイヤリティや顧客満足度について説明してきましたが、企業が長期的に競争市場で成長を続けていくためには、やはり自社の既存顧客だけを対象としていたのでは限界があります。なぜなら、顧客ロイヤリティや顧客満足度を上げることで短期的な利益を得ることに仮に成功したとしても、常に変化する市場・顧客・競合他社の中で企業が長期的な利益を継続して獲得していくためには、それだけでは決して十分でないからです。

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解説: 顧客の声から顧客の価値へ(6)

前回の投稿では、顧客が知覚する価値を把握するためにジョブ・マッピングや消費チェーンというツールを使うこと、そしてぞれぞれの仕事(ジョブ)に対して顧客が期待する結果をすべて洗い出すこと、さらにそれらの重要度や満足度を知るためにサーベイ(アンケート)を実施することなどを記しました。今回はそのサーベイ結果を使って機会分析やギャップ分析を行うことや、顧客満足度を高めるためのアクションに優先順位をつけることなどを説明します。

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解説: 顧客の声から顧客の価値へ(5)

前回の投稿では、「顧客ロイヤルティ」を調べるためにはネット・プロモーター・スコア(NPS)が有効であること、そして具体的なアクションを起こすためには「顧客満足度」を調査する必要がある、ということを記しました。それを受けて今回は「顧客満足度」の調査について説明してみたいと思います。

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