エッセイ: スマートファクトリとリーンシックスシグマ

スマートファクトリ(またはインダストリアル IoT)の話題が盛り上がっています。産業関連のウェブサイトを見ても、ここ数年の間にスマートファクトリに関する記事がとても多く目に留まるようになりました。それらの記事では「今後スマートファクトリによって製造業の何が変わるのか」ということが様々な立場から議論されていたり、また成功事例なども紹介されているようです。

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事例: SharePoint + R + Shiny

便利なツールが誰でも簡単に手に入り使える時代になりました。しかしいくら便利なツールが増えたからといって、リーンシックスシグマのフレームワークが変わってしまうことはありません。むしろリーンシックスシグマのプロジェクトの実行が便利なツールを使うことで変わってきている気がします。

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事例: アインシュタインの格言

先日、上長からあるお題を頂きました。それは「多くの部門が共通して利用するデータベースへのデータ(設計図面や製造指示書など)の登録やその変更などのプロセスに時間が掛かり過ぎるので、そのプロセスを至急改善せよ」というものです。何でも他部門の管理職からも同様の不平や不満が上がってきているらしいのです。

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書評: 図解 リーンシックスシグマ

試しに Amazon.com で「Six Sigma」をキーワードに本(新品、英語)を検索すると 1,441 冊も表示されました。一方 Amazon.co.jp で「シックスシグマ」をキーワードに本(新品)を検索すると 26 冊表示されましたが、内 9 冊は翻訳本なので、日本人の著者が記述した「シックスシグマ関連」の本となるとたった 17 冊だけでした。さらにシックスシグマ関連ではなく、シックスシグマについて書かれた本となると、4 冊ほどしか見つかりませんでした。この数字だけでも、日本語圏と英語圏でのリーンシックスシグマの扱われ方の違いが分かります。

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事例: 文書管理プロセスの改善

とてもうれしいことに、以前投稿した記事「事例:空冷システムへの変換」が役に立ったという感想を読者の方に頂きました。また「製造分野や製品開発分野ではないところの、リーンシックスシグマを使ったプロジェクトの事例が知りたい」とのご希望も一緒に頂きましたので、今回は事務部門での DMAIC を使ったプロジェクトの事例を紹介したいと思います。

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