事例: 製品開発部へのカンバン導入記 (3)

前回からの続きです。前回ではまず製品開発工程の価値(物と情報)の流れ図を作り、工程上の問題点を洗い出しました。そしてその問題点を解決するために、新しい価値の流れ図を作りました。今回は、その新しい価値の流れ図を実装するために、カンバン・ボードを使ったことについて書いてみようと思います。

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事例: 製品開発部へのカンバン導入記 (1)

最近ビジネスの世界では、カンバンを使ってプロジェクトを管理しようとする動きがとても強いようです。もともとはカンバンは製造現場で使われるのが一般的でしたが、最近はソフトウェア開発やビジネス業務でも使われ始めています。ソフトウェア開発に限って言えば、スクラム(アジャイル)においてスプリント・バックログで管理していたものが、最近はカンバンに移行しているようです(特に大きなソフトウェア開発プロジェクトは)。

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エッセイ: 製品開発業務の VA と NVA

製品開発部の複雑な開発業務の流れ整理し、迅速化し、可視化するために、リーンを製品開発部に導入しようとしています。”リーン開発”という言葉は聞こえが良いのですが、実際の製品開発部はその配下で、機械設計グループ、電気設計グループ、基板設計グループ、実験チーム、テストグループ、文書管理チーム、など多岐多様なグループやチームが複雑に絡み合っているので、その複雑で目に見えない業務の流れを整えることは大変です。それでもリーンを使ったプロジェクトを通じで、業務改善という目標に向けて、少しずつ進んでいます。

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