書評: 世界のエリートはなぜ「美意識」をきたえるのか?

先日、妻がたまたま買ってくれた本です。「本屋で面白そうだから買ってみた。よかったら読んで見れば」と何気なく手渡され、そのまましばらく机の上に置いてあったのですが、雨の降る日曜日、家で特にやる事もなかったのであまり期待せず読み始めました。

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エッセイ: 列車と走行抵抗

製品やサービスを開発する時、組織は何等かの開発フレームワークを使っています。例えばシックスシグマの組織では DMAIC や DMADOV を、SAFe (Scaled Agile Framework)の組織ではアジャイル・リリース・トレイン(列車)が定期的に停止/発車するプログラム・インクリメントをフレームワークとして使っています。

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エッセイ: 最近の東芝について思うこと

早いもので、先のブログの投稿してから8ヶ月も経ってしまいました。ブログの更新が止まってしまった直接の原因は、購入してからまだ1年半しか使っていなかった東芝のノートブック・パソコンが壊れたことです。画像の編集ができるように東芝のノートブックの中でも最高機種を購入していたため、それが壊れたときの精神的ショックはかなり大きなものがありました。

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エッセイ: 科学・産業博物館でTHINK

冬休みを利用して、シカゴの科学・産業博物館を見学してきました。隔年ごとに訪れ、これで3度目になりました。まったく変わっていないように見える展示物も、細かいところは違うようでした。今回は何故か IBMのパビリオンである、THINK に惹かれるものがありました。

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エッセイ: 許しを求めても、許可を求めるな

面白いリーンシックスシグマのプロジェクトを見つけて上司や関連部署に提案しても、必ずしもそのプロジェクトが採用されるわけではありません。むしろ人員やコストを理由に、却下される場合の方が多いくらいです。却下されることには慣れているつもりですが、それが連続すると愚痴の一つでも言いたくなります。愚痴というほどでもありませんが、やはりリーンシックスシグマを生業としている同僚(アメリカ人)と昼食をした時、このプロジェクトの採用・不採用の話になりました。

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エッセイ: リーンシックスシグマと日本

先日帰国の折、主に製造業に携わる中小企業の方々と話す機会に恵まれました。アベノミクスで景気が上向いているとはいえ、話を聞いていると製造業を取り巻く状況の厳しさがひしひしと伝わってきました。しかしそのような状況にも関わらず、皆さんはとても明るく前向きに頑張っており、逆に多くの元気を頂きました。日頃コストダウンや品質の向上に挑戦されておられる話を聞いて、この勤勉さと継続的な努力こそが、かつては日本の製造業を世界一にまで押し上げた原動力になったのだと、改めて実感することができました。

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