エッセイ: 2020年の抱負-タグチメソッド

最近タグチメソッドについて以前にも増して勉強しています。なぜなら「どうして日本ではシックシグマ(DFSSを含む)の”ロバスト設計と最適化”ではなく、タグチメソッドが主流なのだろうか?」という疑問を晴らすためにこれまでタグチメソッドを勉強していましたが、どうもそんな表面的な勉強ではこの疑問が解決できないような気がしてきたからです。

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エッセイ: ISO-9001社内監査とリーンシックスシグマ

10月になり僕が所属する会社では新年度を迎えました。新年度になると、コスト削減やリードタイムの短縮など、新しい生産性向上のための目標が与えられます。その目標に向かってリーンシックスシグマ・チームは活動を開始します。しかしその目標を達するためのリーンシックスシグマ・プロジェクトを見つけることは容易ではありません。

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エッセイ: ISOとシックスシグマ

先日、同じリーンシックスシグマの同志、マイク根上さんと話をしていて面白いことを伺いました。「なぜ日本ではリーンシックスシグマがなかなか広まらないかのか」という、いつもの我々の話題に対して、根上さんは「どうやら日本ではISO 9001認定の次のステップとして、リーンシックスシグマよる品質向上がようやく注目され始めたようだ」と、言うのです。

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エッセイ: スマートファクトリとリーンシックスシグマ

スマートファクトリ(またはインダストリアル IoT)の話題が盛り上がっています。産業関連のウェブサイトを見ても、ここ数年の間にスマートファクトリに関する記事がとても多く目に留まるようになりました。それらの記事では「今後スマートファクトリによって製造業の何が変わるのか」ということが様々な立場から議論されていたり、また成功事例なども紹介されているようです。

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エッセイ: デミング博士の 14 のポイント

リーンシックスシグマが提唱される前の時代に品質管理の基礎を築いた偉人達について調べる機会が最近ありました。備忘録としてそのリンクを貼り付けておきます。改めて偉人達の品質管理への貢献を調べてみると、当時とは時代も環境も大きく変わったとは言え、現代に生きる我らエンジニアは、まだまだ多くのことを偉人達から学ばなければならないと思い知らされます。

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エッセイ: 機械学習とフレーム問題

近ごろ機械学習を勉強しながらそれを業務に活用するよう努力しているせいか、機械学習、もしくは人口知能(AI)に関する記事がよく目に留まるようになりました。よく「AI  によって将来無くなる仕事」といったような記事を目にするのですが、以前はそのような記事を読んでも単なる脅かし程度にしか思えなかったのですが、機械学習を知るようになってからはその根拠が少しずつ理解できるようになってきました。

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エッセイ: 列車と走行抵抗

製品やサービスを開発する時、組織は何等かの開発フレームワークを使っています。例えばシックスシグマの組織では DMAIC や DMADOV を、SAFe (Scaled Agile Framework)の組織ではアジャイル・リリース・トレイン(列車)が定期的に停止/発車するプログラム・インクリメントをフレームワークとして使っています。

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エッセイ: 「テスラCEOが全社員に宛てたメールの中身」を読んで

木谷 哲夫 教授(京都大学産官学連携本部IMS寄付研究部門)が東洋経済オンラインに寄稿した記事「テスラCEOが全社員に宛てたメールの中身」を読みました。シックスシグマのことが少し書かれていたので、気になったこともあり、僕の意見を勝手気ままに書いてみたいと思います。

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エッセイ: 東欧ポーランドでの DFSS クラス

東欧ポーランドで DFSS(Design for Six Sigma)を教えてきました(グリーンベルトのトレーニング)。初めてのポーランドだったので、行く前から楽しみで何だかそわそわしていましたが、いざトレーニングが終わってみると「ポーランドって未来を感じる良い国だな」とつくづく感じました。

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