今仕事で、いくつものリーンシックスシグマに関するプロジェクトを管理しています。大きいものから小さいもの、製品開発からプロセス改善まで様々です。個々のプロジェクトはそれぞれ面白みもあり楽しいのですが、一方で「本当にこのプロジェクトは会社にとって意味があるのか」などと、考えることもあります。
“エッセイ: リーンシックスシグマの究極の目的” の続きを読むエッセイ: リーンシックスシグマに対する10の反論と答え
リーンシックスシグマを宗教に喩える人がよくいます。そしてリーンシックスシグマの信奉者はリーンシックスシグマを称え、そうでない人はリーンシックスシグマを貶します。実際、僕が働く職場でも、反リーンシックスシグマの人はたくさんいます。
“エッセイ: リーンシックスシグマに対する10の反論と答え” の続きを読むエッセイ: 科学・産業博物館でTHINK
冬休みを利用して、シカゴの科学・産業博物館を見学してきました。隔年ごとに訪れ、これで3度目になりました。まったく変わっていないように見える展示物も、細かいところは違うようでした。今回は何故か IBMのパビリオンである、THINK に惹かれるものがありました。
“エッセイ: 科学・産業博物館でTHINK” の続きを読むエッセイ: 勤勉な日本とリーンシックスシグマ
「勤勉な国は生産性が高いはず」 生産性本部会長のコメントに「勤勉にサービスしすぎるからダメなんだよ!」と専門家落胆、という記事を先ほど読み、共感するところがあったので、少し書いてみようと思います。
記事によると、2014 年度の日本の実質労働生産性上昇率がマイナス 1.6 %だったそうです。そして OECD 加盟国 34 カ国中 21 位、主要先進 7 カ国では最低だったそうです。
“エッセイ: 勤勉な日本とリーンシックスシグマ” の続きを読む書評: Lean Six Sigma for Hospitals
最近、リーンシックスシグマの病院への応用について書かれた本を読んでみたので、ご紹介いたします。
“書評: Lean Six Sigma for Hospitals” の続きを読むエッセイ: 卓球台とLSS
子供へのクリスマスプレゼントとして、卓球台を買いました。北国のここは冬が長く、極寒期ともなると、外での活動が制限されるため、少しでも子供が運動ができるようにと思っての購入です。べつに本格的にゲームをするわけでもなく、ただ楽しめればよいと思い、中国製で組み立て式の安いものを約 1 万円ほどで購入しました。
“エッセイ: 卓球台とLSS” の続きを読むエッセイ: 時にはひねりが必要なことも
先の投稿で、リーンシックスシグマはゲーム前のジャンケンのようなものだと書きました。プロジェクトの前に、問題の性質に応じて3つのフレーワークのうちから、最適な問題解決手法を選ぶからです。3つのフレームワークには、(1)リーン、(2)シックスシグマ(DMAIC)、そして(3)DFSS(Design for Six Sigma)があります。
“エッセイ: 時にはひねりが必要なことも” の続きを読むエッセイ: 科学的方法
ウィキペディアで「科学的方法」を調べてみると、以下のように定義されています。
“エッセイ: 科学的方法” の続きを読む科学的方法(かがくてきほうほう、英語:scientific method)とは、物事を調査し、結果を整理し、新たな知見を導き出し、知見の正しさを立証するまでの手続きであり、かつそれがある一定の基準を満たしているもののことである。科学的手法、科学的検証ともいわれる。
エッセイ: 許しを求めても、許可を求めるな
面白いリーンシックスシグマのプロジェクトを見つけて上司や関連部署に提案しても、必ずしもそのプロジェクトが採用されるわけではありません。むしろ人員やコストを理由に、却下される場合の方が多いくらいです。却下されることには慣れているつもりですが、それが連続すると愚痴の一つでも言いたくなります。愚痴というほどでもありませんが、やはりリーンシックスシグマを生業としている同僚(アメリカ人)と昼食をした時、このプロジェクトの採用・不採用の話になりました。
“エッセイ: 許しを求めても、許可を求めるな” の続きを読むエッセイ: リーンは東洋思想、シックスシグマは西洋思想
リーンシックスシグマのリーンとシックスシグマは、元々は別物でした。リーンはトヨタのTPS(トヨタ・プロダクション・システム)を原型としており、またシックスシグマはモトローラの品質管理システムを原型としています。両者の思想はまったくの別物と言っても過言ではないでしょう。
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