今仕事で、いくつものリーンシックスシグマに関するプロジェクトを管理しています。大きいものから小さいもの、製品開発からプロセス改善まで様々です。個々のプロジェクトはそれぞれ面白みもあり楽しいのですが、一方で「本当にこのプロジェクトは会社にとって意味があるのか」などと、考えることもあります。
“エッセイ: リーンシックスシグマの究極の目的” の続きを読むエッセイ: リーンシックスシグマに対する10の反論と答え
リーンシックスシグマを宗教に喩える人がよくいます。そしてリーンシックスシグマの信奉者はリーンシックスシグマを称え、そうでない人はリーンシックスシグマを貶します。実際、僕が働く職場でも、反リーンシックスシグマの人はたくさんいます。
“エッセイ: リーンシックスシグマに対する10の反論と答え” の続きを読む書評: Lean Six Sigma & Minitab
もし「一冊だけリーンシックスシグマの本を薦めてくれ」と、これからリーンシックスシグマ(DMIAC)をゼロから勉強したいという人から聞かれれば、僕は恐らくこの本を薦めるのではないかと思います。
“書評: Lean Six Sigma & Minitab” の続きを読む解説: DFSS とは何か(3)
前回は DFSS のフレームワークや主に使われるツール類など、少し詳細なことに触れてみました。良いことばかりの DFSS ですが、実際に導入しようとすると、色々と障害があるものです。今回は、そんな DFSS 導入の難しさについて書いてみようと思います。
“解説: DFSS とは何か(3)” の続きを読む解説: DFSS とは何か(2)
前回の投稿では、新しい製品やプロセス(サービス)を開発・設計する際に使われるフレームワークが DFSS であり、なぜ DFSS が必要なのか、またどこにリーンシックスシグマの限界があるのかについて書いてみました。今回は、もう少し DFSS の詳細について書いてみようかと思います。
“解説: DFSS とは何か(2)” の続きを読む解説: DFSS とは何か(1)
リーンシックスシグマは聞いたことがあっても、DFSS(Design for Six Sigma)はあまり耳慣れない言葉かもしれません。日本ではもちろん、米国でさえ、DFSS の知名度は、リーンやシックスシグマに比べてそれほど高いものではありません。確かに知名度の面では、リーンシックスシグマに遥かに及びませんが、それでも DFSS はリーンシックスシグマの一環として、多くの企業や多くのプロジェクトで用いられている、とても強力なフレームワークです。
“解説: DFSS とは何か(1)” の続きを読むエッセイ: 科学・産業博物館でTHINK
冬休みを利用して、シカゴの科学・産業博物館を見学してきました。隔年ごとに訪れ、これで3度目になりました。まったく変わっていないように見える展示物も、細かいところは違うようでした。今回は何故か IBMのパビリオンである、THINK に惹かれるものがありました。
“エッセイ: 科学・産業博物館でTHINK” の続きを読む書評: Numbers Rule Your World
会社の同僚から薦められた統計に関する本です。統計の本といっても、統計に必要な数式やグラフは一切でてきません。話を補足する程度の数字と簡単なグラフが少し出てくる程度です。この本は、数字にまつわる幾つかの興味深い話をまとめたもので、殆どが文章です。数式を考えずに統計の話を読んで楽しむには、面白い本かもしれません。
“書評: Numbers Rule Your World” の続きを読むエッセイ: リーンシックスシグマのソフトウェア
リーンシックスシグマとソフトウェアの関係は二つあります。一つはリーンシックスシグマを使って、ソフトウェアを開発すること。もう一つはソフトウェアを使って、リーンシックスシグマを行うことです。今回は後者、つまりリーンシックスシグマ向けのソフトウェアについて書いてみようと思います。
とは言っても、僕もリーンシックスシグマ向けのソフトウェアを色々使ってみたわけではないので、一つ一つのソフトウェアについては評価できません。そのため僕が日頃使っているソフトウェアを中心に、なぜそれを使っているのか、その理由について書いてみようと思います。
“エッセイ: リーンシックスシグマのソフトウェア” の続きを読むエッセイ: 勤勉な日本とリーンシックスシグマ
「勤勉な国は生産性が高いはず」 生産性本部会長のコメントに「勤勉にサービスしすぎるからダメなんだよ!」と専門家落胆、という記事を先ほど読み、共感するところがあったので、少し書いてみようと思います。
記事によると、2014 年度の日本の実質労働生産性上昇率がマイナス 1.6 %だったそうです。そして OECD 加盟国 34 カ国中 21 位、主要先進 7 カ国では最低だったそうです。
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