長くリーンシックスシグマの仕事をしていて何時も感じることは、「小さなプロジェクトの成功を一つ一つ積み重ねていくことが、企業にとっても、社員にとっても最良の方法だ」ということです。達成困難と思われる大きなプロジェクトでも、小さなプロジェクトに分けて、小さなプロジェクトの成功を一つ一つ積み重ねていけば、大きなプロジェクトの成功につながります。当たり前のことのようですが、実はそれほど簡単ではありません。
“エッセイ: プロジェクト指向” の続きを読むエッセイ: グリーンベルト認定トレーニング
来週から2週間に渡って、DFSS(Design for Six Sigma)グリーンベルトのためのトレーニングが始まります。1週間に渡るトレーニングを、別々な場所で2回行う予定です。そのための準備に、今週は費やすつもりです。準備も含めると3週間がトレーニングのために費やされることになるので、ここは何としても成功させなくてはなりません。
“エッセイ: グリーンベルト認定トレーニング” の続きを読むエッセイ: リーンブロンズ認定試験
昨日無事に SME (Society of Manufacturing Engineers) が認定するリーンブロンズ試験に合格しました。日本にも色々資格や試験がありますが、アメリカも同様のようです。僕も例に漏れず、資格があれば転職や転部などに有利かと思い、このリーンブロンズ試験を受けました。
“エッセイ: リーンブロンズ認定試験” の続きを読むエッセイ: 発明のあるところ
リーンシックスシグマを知らないエンジニアにリーンシックスシグマ、特に DFSS を薦めると、笑って無視されるか、さもなくば色々理由を挙げて頭から拒否されたりすることがあります。両者に共通しているのは、リーンシックスシグマについて殆ど何も知らない、ということでしょうか。もっとも、人は知らない事を無視したり、拒絶したりするものなので、特に驚くことではないのですが。
“エッセイ: 発明のあるところ” の続きを読むエッセイ: 科学的方法
ウィキペディアで「科学的方法」を調べてみると、以下のように定義されています。
“エッセイ: 科学的方法” の続きを読む科学的方法(かがくてきほうほう、英語:scientific method)とは、物事を調査し、結果を整理し、新たな知見を導き出し、知見の正しさを立証するまでの手続きであり、かつそれがある一定の基準を満たしているもののことである。科学的手法、科学的検証ともいわれる。
エッセイ: レストランでのタブレット端末
先のポストで寿司屋のタブレット端末について書きましたが、そう言えば最近、テーブルにタブレット端末を置くレストランが増えています。レストラン利用者としては、ウェイターやウェイトレスのサービス無しに注文から勘定までテーブルに座ったまま出来てしまうので、とても便利なような気もしますが、一方ではお店との会話が減り寂しいような気もします。タブレット端末の導入がレストラン業界で進んだ背景には、端末の価格が下がったことが挙げられるでしょう。しかしこれほど急速なペースで導入が進んだ理由は、きっと他にもあるはずです。そんなことを考えていた矢先、ちょうど ASQ が発行する雑誌 QP に関連した記事が載りましたので、紹介したいと思います。
“エッセイ: レストランでのタブレット端末” の続きを読むエッセイ: リーンな寿司工場
先日、横浜の回転寿司屋に友人が連れて行ってくれました。田舎から出てきたためか、僕はこの新しい回転寿司屋には大変驚きました。友人にとっては別に珍しい物でも何でもなく、ただのありふれた回転寿司屋に過ぎなかったのでしょうか、むしろ驚いている僕に対して驚いているようでした。
“エッセイ: リーンな寿司工場” の続きを読むエッセイ: 許しを求めても、許可を求めるな
面白いリーンシックスシグマのプロジェクトを見つけて上司や関連部署に提案しても、必ずしもそのプロジェクトが採用されるわけではありません。むしろ人員やコストを理由に、却下される場合の方が多いくらいです。却下されることには慣れているつもりですが、それが連続すると愚痴の一つでも言いたくなります。愚痴というほどでもありませんが、やはりリーンシックスシグマを生業としている同僚(アメリカ人)と昼食をした時、このプロジェクトの採用・不採用の話になりました。
“エッセイ: 許しを求めても、許可を求めるな” の続きを読むエッセイ: リーンシックスシグマ(DMAIC)のアプローチ
最近、品質管理部門と一緒に仕事をしています。皆とても優秀な人達で、博士号を持っていたり、少なくとも品質管理分野での修士号を持っている人達です。そんな優秀な彼らと一緒に、顧客から戻ってくる製品の不具合について調べています。正確に言えば、製品不良として顧客から返品されたものの、社内で確認しても不良が見つからない、といった問題です。
“エッセイ: リーンシックスシグマ(DMAIC)のアプローチ” の続きを読むエッセイ: V-Model と QFD
製品開発業務では、要求仕様書、製品仕様書、開発仕様書、テスト仕様書など、数多くの仕様書を階層的に関連付けるために、V-Modelを良く使います。V-Model は要求仕様書から始まり、製品仕様書、開発仕様書へと落ちて行き、そして開発に至ります。そこから逆に単体テスト仕様書、製品テスト仕様書、納入テスト仕様書へと上がって行くため、その形から V-Model と呼ばれています。この V-Model と QFD (Quality Function Deployment 品質機能展開)は大変相性が良いため、DFSS(Design for Six Sigma)の現場では V-Model と QFD が併用されています。
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