業務プロセスや製造プロセスを、フローチャートやVSM(Value Stream Map)を使ってモデル化することは、プロセス改善の現場では普通に行われています。それはフローチャートやVSMが、視覚的にプロセスを捉えるうえで大変優れているだけではなく、フローチャートではループ(やり直し)や分岐(判断)、合流(待ち)を容易に見つけることができたり、VSMでは作業時間(サイクルタイム)や待ち時間などを容易に洗い出すことができるためで、それらの削減が実際のプロセス改善に役立つからです。
“エッセイ: 業務プロセスのモデル化(DOE)とシミュレーション” の続きを読むエッセイ: FMEA自身の故障モード (2)
先日FMEA自身の故障モードについて書いた後、他にどのようなFMEAの故障モードがあるのか、改めて考えてみました。ここではASQ(American Society for Quality)の情報を参考にしつつ、いくつかのFMEA自身の故障モードを取り上げながら、対応策を考えたいと思います。
“エッセイ: FMEA自身の故障モード (2)” の続きを読むエッセイ: FMEA自身の故障モード(1)
リーンシックスシグマにおいて、FMEA(Failure Mode and Effect Analysis)ほど良く使われるツールは、他にはあまりないかもしれません。
“エッセイ: FMEA自身の故障モード(1)” の続きを読むエッセイ: リーンは東洋思想、シックスシグマは西洋思想
リーンシックスシグマのリーンとシックスシグマは、元々は別物でした。リーンはトヨタのTPS(トヨタ・プロダクション・システム)を原型としており、またシックスシグマはモトローラの品質管理システムを原型としています。両者の思想はまったくの別物と言っても過言ではないでしょう。
“エッセイ: リーンは東洋思想、シックスシグマは西洋思想” の続きを読むエッセイ: リーンシックスシグマは大企業のためのものなのか
時々、「リーンシックスシグマは大企業のためのものなのか」という質問を頂きます。答えはもちろん否です。リーンシックスシグマはもちろん中小企業でもその力を発揮します。(ここでは問題解決のフレームワークを代表してリーンシックスシグマについて書いてみます)
“エッセイ: リーンシックスシグマは大企業のためのものなのか” の続きを読むエッセイ: なぜリーンシックスシグマなのか
ウィキペディアでビジネス改善手法やエンジニアリング手法を検索すると、1000以上の異なった理論や手法、ツール(以下ツールと省略)などを見つけることができます。恐らく学者の数だけ違ったツール類が存在するのでしょう。
“エッセイ: なぜリーンシックスシグマなのか” の続きを読むエッセイ: リーンシックスシグマと日本
先日帰国の折、主に製造業に携わる中小企業の方々と話す機会に恵まれました。アベノミクスで景気が上向いているとはいえ、話を聞いていると製造業を取り巻く状況の厳しさがひしひしと伝わってきました。しかしそのような状況にも関わらず、皆さんはとても明るく前向きに頑張っており、逆に多くの元気を頂きました。日頃コストダウンや品質の向上に挑戦されておられる話を聞いて、この勤勉さと継続的な努力こそが、かつては日本の製造業を世界一にまで押し上げた原動力になったのだと、改めて実感することができました。
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