データ分析や統計処理に重点を置くシックスシグマとは異なり、リーンはムダを省いて価値をスムーズに顧客に届けることに重点を置いたフレームワークです。今回はこのリーンを用いてたった半年間で工場の生産性を大幅に改善した事例を紹介します。
“事例: アンドン・システムの導入” の続きを読む書評: Practical Lean Accounting
この本の書評を書こうと思ったきっかけも、実はマイク根上さんとの会話でした。根上さんから「トヨタのカイゼンは製造現場だけではなく、財務や会計にも応用できるみたいですよ」と聞かされたとき、ふと、昔の悪い思い出が蘇ってきました。根上さんと電話では話しませんでしたが(他にもたくさん話題があったので)、ここに書評として話したかったことをまとめてみます。
“書評: Practical Lean Accounting” の続きを読むエッセイ: PDCA サイクルとシステム手帳
毎週木曜日の夕方に、僕の同僚達は飲み屋に集まります。そして簡単なつまみとビールだけでいつも色々な話題で盛り上がるのですが、先日はどういういきさつだったかは忘れてしまいましたが、「スケジュールやタスクをどうやって管理しているのか」という話題になりました。僕が「フランクリン・プランナーを使っている」と言うと、皆が「えー、まだ紙を、しかもフランクリン・プランナーを使っているの?本当?化石のようだ」と驚かれてしまいました。
“エッセイ: PDCA サイクルとシステム手帳” の続きを読む書評: The Lean Farm
安倍首相が「守る農業から攻める農業に転換し、意欲ある生産者が安心して再生産に取り組める、若い人が夢を持てるものにしていく」「万全の対策を講じていく」と日本の農業政策について陳べています。大賛成です。
政府レベルで行うことは、そのための予算の確保、法制度や組織の準備、外交や貿易の交渉といったところだと思います。では底辺である僕のレベルで一体何ができるのでしょうか。考えることはやはり「リーンシックスシグマで日本の農業に貢献する」ということになります。
“書評: The Lean Farm” の続きを読む事例: 製品開発部へのカンバン導入記 (3)
前回からの続きです。前回ではまず製品開発工程の価値(物と情報)の流れ図を作り、工程上の問題点を洗い出しました。そしてその問題点を解決するために、新しい価値の流れ図を作りました。今回は、その新しい価値の流れ図を実装するために、カンバン・ボードを使ったことについて書いてみようと思います。
“事例: 製品開発部へのカンバン導入記 (3)” の続きを読む事例: 製品開発部へのカンバン導入記 (2)
前回からの続きです。前回は製品開発部がカンバンを導入するに至った簡単な経緯と、最初の問題点(価値を定義する)について書きました。今回は次の段階”価値(物と情報)の流れ”について書いてみたいと思います。
“事例: 製品開発部へのカンバン導入記 (2)” の続きを読む事例: 製品開発部へのカンバン導入記 (1)
最近ビジネスの世界では、カンバンを使ってプロジェクトを管理しようとする動きがとても強いようです。もともとはカンバンは製造現場で使われるのが一般的でしたが、最近はソフトウェア開発やビジネス業務でも使われ始めています。ソフトウェア開発に限って言えば、スクラム(アジャイル)においてスプリント・バックログで管理していたものが、最近はカンバンに移行しているようです(特に大きなソフトウェア開発プロジェクトは)。
“事例: 製品開発部へのカンバン導入記 (1)” の続きを読む書評: The TOYOTA Way to Lean Leadership
リーンを勉強しようと思うと、やはりその大元であるトヨタに行き着いてしまいます。アマゾンなどでリーンの本を探してみても、トヨタについて書かれた本がたくさん見つかります。僕もリーンを勉強するために、トヨタについて書かれた本を何冊も読みました。この本はその中の一冊で、トヨタのリーダーシップ(リーン・リーダーシップ)について書かれた本です。
“書評: The TOYOTA Way to Lean Leadership” の続きを読むエッセイ: 製品開発業務の VA と NVA
製品開発部の複雑な開発業務の流れ整理し、迅速化し、可視化するために、リーンを製品開発部に導入しようとしています。”リーン開発”という言葉は聞こえが良いのですが、実際の製品開発部はその配下で、機械設計グループ、電気設計グループ、基板設計グループ、実験チーム、テストグループ、文書管理チーム、など多岐多様なグループやチームが複雑に絡み合っているので、その複雑で目に見えない業務の流れを整えることは大変です。それでもリーンを使ったプロジェクトを通じで、業務改善という目標に向けて、少しずつ進んでいます。
“エッセイ: 製品開発業務の VA と NVA” の続きを読む書評: Mastering Lean Product Development
著者の Ronald Mascitelli さん、かつて僕の努める会社にもコンサルタントとして来たようです。まだ僕が会社でリーンシックスシグマの仕事を始める前のことだったので、Mascitelli 氏が来ていたことを僕は全く知りませんでした。
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